コンジローマの原因について

コンジローマの原因とは

コンジローマとは感染部位となる性器などにイボができる性病の一種です。

顔など外から見える部位が患部でなければひとまず生活に支障はあまりないものの、どうしてこのようなイボができるのか、原因は何だったのかとお悩みの方もおられるでしょう。

これは先にご紹介したように性病の一種になるため、性的な接触があるときに感染しやすい病気です。

相手がすでにコンジローマに感染していた場合、性行為やオーラルセックスなどでうつります。

これが原因となることが多いでしょう。

コンジローマの感染は気づきにくい?

コンジローマはイボができるという症状ですから、注意して確認すれば性行為などする相手がコンジローマかどうか判断できそうですよね。

これが実は難しいのです。

コンジローマは潜伏期間が非常に長く、ときに半年以上になることもあります。

そのため性行為などの前にイボがないか注意して見ていても、感染者を避けられるとは限らないのです。

もちろん感染者本人もイボができるまではまったく自覚がないのが普通ですから、相手に聞いてもわかりません。

このような潜伏期間の長さも感染しやすい原因かもしれません。

性的な接触が多い方だと、どこでコンジローマに感染したのか、その原因の特定も難しい病気になります。

コンジローマはウイルスが原因

患者数が多いクラミジアや淋病などは細菌が原因の病気ですが、コンジローマはウイルスが原因となります。

低リスク型のHPVとなる6型、11型がその原因とされており、これに感染するとコンジローマになる可能性があります。

もちろん目に見えるものではありませんから、症状が出ていない感染者を見分けることは困難です。

そして原因がウイルスということで、治療法は抗生物質にはなりません。

クラミジアや淋病は原因が細菌となるために抗生物質が特効薬として使われますが、これはウイルスには効果がないため、コンジローマでは使用されません。

原因が細菌ではないことは治療のためにも知っておくといいでしょう。

コンジローマの治療法とは?

ウイルスが原因のコンジローマの治療法は、液体窒素を使ってイボの組織を壊死させるといった治療法のほか、電気メスやレーザーで焼灼する、メスで切除するなど、病院で直接処置や手術を受けることが多いです。

自宅で薬を使うという治療法なら塗り薬になることが多いです。

これらによってウイルスが原因のイボも綺麗に治せることもありますから、イボに気づいたら早めに病院で治療を受けましょう。