コンジローマの潜伏期間

コンジローマに感染してしまった方の中には、すぐに発症したと思っている方も多いかもしれません。
しかし、コンジローマに関しては、発症するまでに時間がかかるものがほとんどです。
事実、感染後には自覚症状がほとんどなく、素人目で判断することはまず難しいです。
また、視診で観察できるまでになるには、最低でも3週間は必要ですし、人によっては8か月ほど必要となることもあります。
平均しても約3か月前後が必要となるので、そこは注意が必要です。

実際に「3日前に性交渉をしたから感染したのかな」と思っても、その可能性は低いということです。
忘れた頃、「あの時の性交渉だったのかな」という程度で発覚するということが多いと言えます。
陰部への感染がほとんどのため、実際には気付かずに放置しているという方も多いです。
しかし、コンジローマは立派な性病・性感染症なので、そこは具体的な治療方法と検査方法を用いて、治していくことが必要となります。

基本的に医師は専門知識を持っているので、コンジローマに対しても対処できます。
ただ、症状がそこまで出ていない場合は、医師でも判断するのが難しい場合があります。
特にコンジローマの場合は、まず見た目で視診するということが多いです。
ただ、この視診に関しても、皮膚にイボができていないと判断は難しいと言えるでしょう。
それでいてさらにコンジローマの場合は、顆粒状のイボなのかどうかという点も判断基準となります。
それがわかるまでは、他の性病・性感染症も疑わなくてはなりません。

そういう点も考えると、潜伏期間も合わせて数か月を要することがあります。
完全に治療するためには数か月の期間が必要となってくるので、症状が出たらすぐに病院に行くことをおすすめします。
ちなみに、診療科目としては皮膚科を受診する方も多いですが、泌尿器科などがおすすめです。
コンジローマの場合は性病・性感染症なので、専門知識がある医師に相談するようにしましょう。
それが解決への重要な近道となります。

コンジローマは自覚症状がほとんどないので、あまり気付かずに進行していることもあります。
それこそ、半年以上も放置して、ようやく症状が自覚できるようになってから診察・診療を受けるということもあるのです。
そこはしっかりと考えて対処していくことが必要となるでしょう。
また、再発の多い病気でもあるので、しっかりとコンドームなどの避妊具を装着することをおすすめします。